未成年の家出で警察が捜査を行う・行わないケースと家出の行き先一覧

「息子・娘が家出して帰って来ない」「事件に巻き込まれていないか不安だ」などの悩みから、未成年の家出について調べている人は多いと思います。

事実、警視庁の統計によると恒例による認知症での行方不明者を除いた場合、行方不明届(捜査願)が出された家出人の半数程度が~19歳という統計結果があります。

今回の記事では、家出人を捜す親御さんに向けて、息子・娘の家出で警察に行方不明届(捜査願)を出した場合捜査が行われるケース・行われないケースや未成年の家出人が良く行く行き先について紹介します。

最後まで読んでいただければ、未成年の息子・娘さんが家出した場合の対処や自分で捜査するときに探す場所などが理解出来ます。是非参考にしてください。

未成年の家出で警察が捜査を行うケースとは?

捜査が行われる家出人 概要
犯罪被害者 殺人・誘拐などの犯罪に巻き込まれた可能性が高い行方不明者
少年福祉犯被害者 児童ポルノへの出演や覚醒剤の売買など少年の福祉に関する犯罪に巻き込まれる可能性が高い行方不明者
事故被害者 交通事故や水難などの事故に遭遇している可能性が高い行方不明者
自殺企画者 自殺の意思がある行方不明者
自傷他害の恐れがある者 精神障害の状態にあり、危険物を所持しているなど自分や他人を傷つける可能性が高い行方不明者
自救無能力 自分一人で生活出来ない13歳以下の子供

参考:警視庁行方不明者発見活動規定の運用について 2-1 定義-(2)

未成年の家出で警察に行方不明届けを出した場合、家出人が「特異行方不明者」に分類されれば警察が積極的な捜査を行います。

特異行方不明者とは、刑事事件(主に命に関わる事件)に巻き込まれる可能性が高い行方不明者のことで表にまとめた通り7パターンに分けられます。

これについては、警視庁の規定にて下記のように明確に宣言されているため警察官の温情やコネで覆るものではありません。

(2) 受理署長は、前(1)の場合において、特異行方不明者に該当すると判定したとき は、行方不明者発見活動のための方針を樹立し、当該事案に応じた担当者の指定、 具体的な捜索方法の策定等を行い、効果的な行方不明者発見活動を推進すること。

出典:警視庁行方不明者発見活動規定の運用について 2-7 特異行方不明者の判定等(規則第11条関係、規定第6条関係)-(2)

息子・娘の家出で警察に動いてもらう為には行方不明者届(捜査願)を提出するときに担当の警官に特異行方不明者認定をしてもらう必要があります。

そのため、行方不明者届を出す前に事件性を証明する「遺書」「いじめの事実が書かれている日記」「直前の言動や行動」などの証拠を集めておく必要があります。

未成年の家出で警察が捜査を行わないケースとは?

捜査が行われない家出人 概要
自分の意思での家出 家出を宣言する置き手紙があるなど、明らかに自分の意思での家出した家出人
14歳以上の事件性の無いの家出 14歳以上の子供で、事件性を証明する証拠が無い家出人
家出人が失踪宣言をしている家出 家出人が、警察に「家出をしているから探さないで欲しい」と申請している家出の場合

未成年の家出で、家出人が「特異行方不明者」に分類されない場合警察は積極的な捜査を行いません。

通常の行方不明者とは、「特異行方不明者」に分類されない家出人のことで大きく分けて表の3パターンになります。

家出は、憲法で保障されている「個人の自由」に当たる行為であるため本人が帰宅の意思を見せない限りは強制的に家に帰すことはできません。

そのため、通常の行方不明者に対して警察ができるのは、補導や職質で行方不明者を見つけた場合本人の了承を得て保護者に居場所を教えることだけです。

本人が、了承しない場合は居場所すら教えてもらう事ができません。

とはいえ、未成年の家出は「誘拐」「売春」など事件に発展しやすいのは事実です。そのため、警察が動いてくれない場合は探偵や興信所に依頼して息子・娘を探し出すことをおすすめします。

未成年の家出で警察に捜査してもらう5つの方法とは?

警察に積極的に捜査してもらうためには、家出人が「特異行方不明者」に分類される必要があります。

このパートでは、家出人が特異行方不明者に認定されるために証拠になる5つの物についてまとめました。

5つのパートにわけてそれぞれ解説するので、証拠品を集めるための参考にしてください。

警察に捜査してもらう方法①:遺書を用意する

家出人が「死にたい」「いじめが辛いです」など遺書を残して家出した場合、遺書が事件性を示す証拠になります。

警視庁の統計で、自殺の意思がある家出は1週間以内に探し出さないと死亡率が2倍以上に跳ね上がることが分かっています。

そのため、家に遺書が残っていた場合は遺書を持って今すぐ最寄りの警察署に向かうことをおすすめします。

警察に捜査してもらう方法②:いじめの事実が書いてある日記を用意する

家やネット上に、家出人の日記が残っている場合日記の内容を確認してみましょう。

日記に「いじめが辛い」などいじめの事実が書かれていれば、自殺の可能性があることを証明できます。

いじめでの家出は十中八九自殺目的であるため、遺書の場合と同様に今すぐ警察署に向かって相談することをおすすめします。

警察に捜査してもらう方法③:直前の行動や言動を伝える

「家出の直前に死にたいなどつぶやいていた」「何の前兆も無く突然家出した」など、直前の行動や言動も事件に発展する可能性の証拠として扱えます。

死にたいとつぶやいていれば、もちろん自殺の可能性がありますし、何の前兆も無い家出も事件に発展する可能性があります。

何の前兆も無い家出の場合、家出した本人は一人で何もかも抱え込む性格の可能性が非常に高いです。

その場合、嫌な事が沢山あるけど誰にも相談出来ず、ついに耐えられなくて家出したことになります。この場合、精神状態は非常に不安定で自殺の可能性があります。

その他にも、ネットで知り合った人と合う・人を殺したいなど直前の言動や行動が事件性の証明になる可能性は非常に高いです。

なので、息子・娘の家出の場合警察署に行く前に直前の行動や言動などをメモ用紙にまとめて詳しく説明してみることをおすすめします。

警察に捜査してもらう方法④:不審者の目撃情報などを伝える

「付近で不審者が目撃されている」などの事実があれば、誘拐の可能性が高い家でとして扱われることがあります。

前兆の無い突然の家出で、最近不審者の目撃情報が多発しているのであれば、多くの人が「誘拐では?」と判断しますよね。

そのため、もし学校や自治会から不審者の目撃情報が発表されている場合証拠として警察署に持っていくことをおすすめします。

警察に捜査してもらう方法⑤:SNSなどでのやりとりを確認する

最近は、SNSを通して「売春」や「誘拐」の被害に合う未成年も増えてきています。

そのため、家出直前のSNSでのやりとりが事件性を示す証拠になる可能性があります。

娘・息子のSNSのアカウントを確認出来る状態にあるなら、一度SNSでのやりとりを確認してみてください。

危険な大人とのやりとりなど、事件性を示す証拠になるやりとりがでてくる可能性があります。

未成年が家出で良く行く行き先のまとめ

行き先 未成年が使う可能性 一日あたりの費用
友人・恋人の家 無料
実家 無料
外食店 200円〜1000円
漫画喫茶 2000円〜3000円
ゲーセン・パンチンコ店 無料〜3000円
カラオケボックス 1000円〜5000円
橋の下 無料
公園 無料
ネットで知り合った人の家 無料
ナンパ待ちで出会った人の家 無料

家出した未成年を自分で探すときの参考に、家出した未成年が行きやすい行き先について表でました。

未成年の家出の特徴は、家出資金が無くお金が無くても過ごせる場所を拠点にしている場合が多いことです。

そのため、快適度も高くお金もかからない「友人・恋人の家」が未成年の家出の場合最も使われやすい場所です。

家出人の行き先については、こちらの記事でより詳しくまとめているので知りたい人は是非参考にしてみてください。

家出人の行き先一覧|場合別の捜索候補と見つからない場合の対処法!

2018年6月5日

警察が動かないときは探偵に相談しましょう


家族が家出して警察に頼る人は非常に多いと思います。ですが、残念なことに、ほとんどの家出の場合警察は積極的な捜査を行わないのが現実です。

警察の目的は「刑事事件を事前に防ぐ事・刑事事件を解決すること」なので、直接的に人命に関わる可能性が低い家でへの対処がおざなりになるのは仕方ないのかもしれませんね。

ですが、家族が家出してしまった当事者としては「何か起こるかもしれないと不安なので今すぐ探し出したい」というのが本音ですよね…!

そこで、警察に動いて貰えないときは人探しのプロである「探偵」に相談することをおすすめします。

探偵は、警察と同等かそれ以上の捜査力を持った人探しのプロです。また、報酬を払っているためどんな家出に対しても警察とは違う親身な対応をしてくれます。

また、多くの探偵事務所が初回の相談は無料ですし、予算と相談して最適なプランを見積もってくれるため金銭的にも無理なく依頼できます。

相談だけなら無料ですし、相談することで不安な気持ちが晴れる可能性も多いにあります。不安を解消するためにも一度大手探偵事務所に相談してみることをおすすめします。

まとめ

今回紹介したこと

  • 家出人が特異行方不明者に分類されると警察は積極的な捜査を行う
  • 家出人が通常の行方不明者の場合警察は積極的な捜査を行わない
  • 家出した未成年を捜査してもらうためには事件性を示す証拠が必要
  • 未成年の家出で最も多い行き先は友人・恋人の家
  • 警察が動いてくれないときは探偵に相談がするのおすすめ

今回は、未成年の家出で警察が動くケース動かないケースと家出人の行き先について紹介してきました。

基本的に、家出人が誘拐・殺人などの危険性がある特異行方不明者に分類されなければ警察は積極的な捜査を行いません。

警察に積極的に動いてもらう為には「遺書」「いじめの事実が書いてある日記」など事件に発展する証拠を提示して説明する必要があります。

また、未成年の家出で最も多い行き先は友人・恋人の家なので、自分で探す際の参考にしてください!

残念ですが、多くの家出の場合警察は積極的に動いてくれません。警察が動いてくれないときは人探しのプロである探偵に頼ることをおすすめします。

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